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表示される値について

アプリに表示される様々な値について説明します。

本アプリは、OSから取得したLTE回線状況(LTEのステータス情報)に含まれる様々な数値を表示しています。それぞれの値にどのような意味があるのか調べてみましたので、できるだけ分かりやすく解説したいと思います。

なお、私は専門家ではありませんので、私が調べて理解した内容が間違っているかもしれません。申し訳ございませんが、ご容赦ください。もし、間違いに気付いたプロの方がいらっしゃいましたら、ぜひ、メールして頂けると幸いです。

MCC MNC - Mobile Country Code, Mobile Network Code

通信事業者の識別コード(ID)です。
MCCは国ごとに割り振られており、日本の通信事業者は440または441になります。
MNCを含めて通信事業者ごとに異なるIDが割り当てられています。
例えば、楽天モバイルには、44011が割り当てられており、本アプリは楽天エリアの判定に、MCC MNCが44011かどうかをチェックしています。また、パートナーエリア接続時には、AU(KDDI)に割り当てられている44050や44053などが表示されます。

Band

通信周波数帯(周波数バンド)です。
例えば、楽天モバイルに割り当てられている周波数バンドは3(1.8GHz帯)です。
電波が回り込みやすく屋内でもつながりやすいと言われている「プラチナバンド」は、700MHzから900MHzの周波数帯を差しており、バンド8, 18, 19, 26, 28が該当します。

TAC - Tracking Area Code

接続している携帯基地局が収容されているエリア(トラッキングエリア)を特定するためのコード(ID)です。
通信事業者はサービスする通信エリアをトラッキングエリアに区分けしており、トラッキングエリアには1つ以上の携帯基地局が含まれています。TACを大雑把な位置情報として使うことができます。

CID - Cell ID

携帯基地局を特定するためのIDです。

1つの基地局がカバーする半径は、数百メートルから数十キロメートルと想定されますので、GPSよりは精度は落ちますが、CIDは位置情報として使うことができます。
※本アプリではTACやCIDを使った位置の特定は行っておりません。

PCI - Physical Cell ID

携帯基地局に割り当てられたIDですが、504通りが使い回されるため重複もあるようです。
つまり、CIDのように位置の特定には使えません。

eNB ID - eNodeB ID

携帯基地局装置(eNodeB)を特定するためのIDです。
20bitsのeNB IDを16進数で表す場合もありますが、本アプリでは10進数で表示しています。先に説明したCIDはeNB ID(20bits)とLocal CID(8bits)を合わせて28bitsで構成されております。そこで、本アプリでは、eNB ID - Local CIDと"-"を挟んで両方をそれぞれ10進数で表示しています。

Earfcn - E-UTRA Absolute Radio Frequency Channel Number

通信に使用している電波の周波数チャンネル番号です。
本アプリでは、このEarfcnの数値を使って、接続している周波数バンドや下り通信(ダウンリンク)/上り通信(アップリンク)で使用している周波数を計算して求めています。

Freq DL - Frequency DownLink

下り通信(ダウンリンク)に使用している電波の周波数です。

Freq UL - Frequency UpLink

上り通信(アップリンク)に使用している電波の周波数です。

RSRP - Reference Signal Received Power

電波強度(いわゆるアンテナの本数)を、dBmという単位で数値化したものです。
本アプリではスピードメータのように表示されています。12時の位置を超えたところに針が差したとき(つまりRSRPが -90dBmを超えているとき)は電波状況が良く、アンテナ3本といったイメージです。私もあまり見たことがないですが、-50dBmぐらいになってくるとバリ5って感じでしょうか...

RSRQ - Reference Signal Received Quality

電波の受信品質を数値化したものです。
携帯基地局から近い場所にいてアンテナ良好(RSRPが高い状態)でも、同じ基地局と通信している人が他にも多くいたり、ノイズなどによって、複数の電波がぶつかり合っている状態の場合(電波干渉)では通信が不安定になります。RSRQはそのような通信の品質を示しています。目安として、-9dBm超ならいい感じ、-9~-12dBmでまぁまぁ、-13dBm以下でヤバいって感じです。

RSSNR - Reference Signal Signal to Noise Ratio

信号とノイズの比(SN比)です。
RSSNRが大きい値となっている場合は、ノイズが少なく安定して通信可能ということになります。10dBm以上なら良好、3dBm以下ならヤバい。0以下(つまりマイナス)の場合は通信不可です。

RSSI - Received Signal Strength Indicator

アンテナで受信している信号の強度を数値化したものです。
電波干渉が大きくなると受信信号が強くなりRSSIも大きくなります。「うるさーい!」って感じでしょうか。
つまり、せっかくバリ5でRSRPが大きくても、RSSIが大きくなるとRSRQが悪く(小さく)なります。

ASU - Arbitrary Strength Unit

電波強度を表す整数値であり、ASU = RSRP + 140 で求めることができます。(LTEの場合)

TA Timing Advance

スマホから発信した信号が携帯基地局に達するまでにかかる時間の長さに対応した数値です。

CQI - Channel Quality Indicator

通信チャンネルの受信品質を示す情報です。
(OSから取得できることを確認できませんでしたので、Ver 1.8.0以降では表示対象外としました)

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